尿路結石とは腎結石・尿管結石・膀胱結石の総称であるが、日本人の場合は大多数が腎結石または尿管結石である。
尿路結石は「疝痛発作」と呼ばれる激痛が特徴的であるが、胃腸の病気と勘違いすることもある。また、尿流の通貨障害のため、血尿・頻尿・残尿感という症状が見られる。尿路結石の症状が進行すると腎盂腎炎や敗血症を引き起こす。
腎結石の場合、症状はほとんどが無痛か鈍痛程度である。しかし結石が大きくなると水腎症などを引き起こす。
尿路結石の原因は尿中に溶けているシュウ酸カルシウム・リン酸カルシウム・ リン酸マグネシウムアンモニウム・シスチン・尿酸が結晶化し、尿路を詰まらせることである。これらの結石ができる原因は尿路の細菌感染、代謝異常、ホルモン、薬などが考えられるが、原因は明らかになっておらず、原因不明のことも多い。
尿路感染の治療は4mm以下の小さな結石の場合、鎮痛剤を用いて自然排石を待つ待機療法が中心となる。大き尿路結石の場合、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)によって結石を砕き、砂状にして尿と一緒に体外へと排出させて治療する。
ESWLの出現のおかげで手術して結石を摘出する必要がなくなり、手術療法の件数は激減している。
尿検査は尿路結石の有無を調べる一般的な方法。潜血やタンパクで陽性反応があると尿路結石の可能性がある。ただし、尿検査では他の疾患の可能性もあるため、二次検査が必要である。
腎エコーとは超音波によって腎臓の様子を画像化し、観察する方法。結石の位置や大きさを知ることができる。ただし尿管の結石は発見しにくい。
X線検査とは造影剤を使って腎臓や尿管をレントゲン撮影し、結石の有無を観察する検査方法。結石の位置や大きさを確認することができる。
逆行性腎盂造影とは、膀胱鏡と尿管カテーテルを用いて尿路結石を検査する方法。上記の検査だけでは診断が困難な場合に用いることもある。