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肝炎の血液検査と正常値

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肝炎の血液検査の正常値(基準値)について

肝炎の血液検査の正常値(基準値)は以下のとおり。
なお、正常値(基準値は診断の目安となるもので、医療施設によっても異なる。
また、血液検査の検査値は年齢・運動・食事などの条件によっても変動するので、絶対的なものではない。
検査項目略称正常値(基準値)単位
総タンパク質TP6.3-8.1g/dL
アスパラギン酸
アミノトランスフェラーゼ
AST(GOT)9-38IU/L
アラニンアミノ
トランスフェラーゼ
ALT(GPT)4-36IU/L
γ-グルタミル
トランスペプチターゼ
γ-GTP4-68IU/L
アルカリホスファターゼALP60-201IU/L
乳酸脱水素酵素LDH125-237IU/L
総ビルビリンBP0.3-1.3mg/dL
直接ビルビリンDB0.0-0.3mg/dL
コリンエステラーゼCHE男 203-460
女 179-354
IU/L

総タンパク質

 総タンパク質は血液中の栄養状態を表し、総タンパク質の異常値は肝機能の異常の指標となる。

AST(GOT)

 AST(GOT)とは肝臓に存在する酵素である。肝機能に異常があると、AST(GOT)が血液中に溶出し、血液検査の検査値が上昇する。
 特に、ASTの上昇のほうがASTより大きい場合、早期急性肝炎・肝硬変・アルコール性肝障害・自己免疫性肝炎・ 肝ガンなどが疑われる。

ALT(GPT)

 ALT(GPT)とは肝臓に存在する酵素である。肝機能に異常があると、ALT(GPT)が血液中に溶出し、血液検査の検査値が上昇する。
 特に、ALTの上昇がほうがASTより大きい場合、急性肝炎・慢性肝炎・脂肪肝などが疑われる。

γ-GTP

 γ-GTPとは胆道系の酵素である。特にアルコールによる肝障害に反応しやすく、γ-GTPの値が特に高い場合、アルコール性肝疾患が疑われる。
 また、鎮痛剤などの薬の影響で値が高くなる場合がある。

ALP

 ALPとは肝臓に多く含まれる酵素である。アルコールや薬によって上昇しやすい。また、肝臓の異常だけでなく胆のうや胆管の異常で上昇することもある。

LDH

 LDHとは肝臓に多く含まれる酵素である。肝機能に異常があると、肝臓のLDHが血液中に溶出し、血液検査値が上昇する。
 また、LDHは心筋にも多く含まれ、心疾患でも上昇する。

ビルビリン

 ピルビリンとは赤血球に含まれているヘモグロビンが古くなって変化したものである。
 ビルビリンは肝臓で処理され、胆汁として排泄されるが、肝臓や胆道系の機能に異常があると、ビルビリン値が高値を示す。

CHE

 CHEとは、肝臓でのタンパク質合成の指標である。

肝臓超音波(エコー)検査

 肝臓を超音波を用いて画像化し観察する検査方法である。

B型・C型肝炎抗原抗体検査

 血液検査で基準値(正常値)を外れていた場合に二次検査として行う検査で、B型・C型肝炎のウイルスに感染しているかどうかを検査する方法。