大腸がん-検査方法と診断基準

大腸がん

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目次

  • 大腸がんの原因
  • 大腸がんの症状
  • 大腸がんの治療
  • 便潜血検査
  • 大腸内視鏡検査
  • 注腸造影検査
  • CT断層撮影法
  • 大腸がん検査の有効性

大腸がんの原因

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大腸がんは、食事の欧米化による脂肪の摂取量の増加がその原因の一つであるといわれている。

また、食物繊維の摂取は大腸がんの危険性を低下させると言われている。
しかしながら、食事と大腸がんとの関係については否定的な見解もあり、食事のみを大腸がんの原因としてとらえるのは早計である。
また、ほかの大腸ガンの原因としては、喫煙・ウイルス感染・慢性化した潰瘍性大腸炎や大腸のクローン病などが考えられる。

 

大腸がんの症状

大腸がんの症状としては、血便・便秘・排便時の疼痛・腹痛や下腹部の膨満感などがある。
また、体重の減少、貧血、疲労感も大腸がんの症状として挙げられるが、大腸がんは自覚症状のない場合も多い。

 

大腸がんの治療

大腸がんの治療方法は、ガンの進行状況によって変わってくる。
早期の大腸がんの場合は完全に治療可能で、手術によって外科的に大腸がんを切除する方法が最も確実である。
大腸がんが進行し、切除不可能な場合、放射線療法や化学療法が用いられる。
また、放射線療法や化学療法は進行した大腸がんの治療だけでなく、外科療法に先立って補助的に用いられたり、手術後の再発予防の処置として用いられることもある。

 

便潜血検査

大腸がんがあるばあい、ガンの部分から出血し、便に混じる。
便潜血検査とは、大便に血液が混じっているかどうかを調べて検査する方法。

 

大腸がんであってもかならずしも出血するわけではなく、とくに初期の大腸がんは発見が難しい。
また、痔でも陽性になってしまう。
このため、便潜血検査はあくまでスクリーニング検査の目的で使用されるものであり、大腸がんの確定診断はさらに精密検査を行う。

 

あるデータによると、便潜血検査で大腸がんを見逃してしまう可能性は進行ガンで10%、早期ガンで50%と言われている。

 

大腸内視鏡検査

内視鏡(ファイバースコープ)を肛門から挿入し、大腸の内部の様子を直接観察し、大腸がんを発見する方法。
大腸がんを直接観察するため大腸がんの検査精度は高い。
検査の最中にも、必要があれば粘膜細胞を採取し、細胞診のサンプルを採ることができる。
また、大腸ポリープ(治療可能な前ガン病変)を検査中に切除することも可能。
人間ドックではオプションで扱われている施設もある。

 

内視鏡検査を受ける前には2Lほどの下剤を飲み、大腸の中をきれいにしておくことが必要であるため、患者の負担は少なくない。
また、医師の技術によっても検査のレベルが大きく左右される。

 

注腸造影検査

注腸造影検査とは、腸をX線撮影して大腸がんを検査する方法。
検査に先立って、バリウムの造影剤と空気を肛門から注入し、盲腸から直腸までを撮影する。
小さな大腸がんやポリープも見つかりやすく、検査精度は高い。検査時間は約20分間程度ですぐに終了する。

 

しかし、あらかじめ下剤を飲んで腸の中をきれいにする必要がある。
また、検査後もバリウムを排泄するのに時間がかかるなど、検査前後の患者の負担は大きい。

 

CT断層撮影法

CTによって大腸がんの周囲への進展度合や他の臓器の転移があるかどうかを診断する方法。
大腸がん自体の検査には不向きである。とくに早期の大腸がんの発見は難しい。

 

大腸がん検査の有効性

現在、日本で行われている大腸がん検査とその有効性に関する厚生労働省の見解は以下のとおりである。

検査方法有効性
便潜血検査

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